「シーフードショー東京」、ビッグサイトで開幕
「おひとついかが?」、規模は東日本大震災直後の3倍
「おひとついかが?」――世界的な和食ブームで需要が高まる魚介類を世界各地から集めて展示する「シーフードショー東京」が19日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。
会場内には栃木県を除く46都道府県、海外18カ国から約800社が参加し、鮮魚・刺し身・寿司(すし)・水産加工品などさまざまな製品と関連機器を展示。展示小間数は1141で、4年前の東日本大震災直後に開催された時に比べて約3倍に増加し、水産業界の順調な復興をうかがわせる開催となった。
会場で目立ったのは、高級食材のブランドキャビア(チョウザメの卵)を展示したトゥルーワールド・ジャパン、フィリピンから稚魚を輸入してニホンウナギに似た養殖成魚を展示した日本活魚など。奈良から出店した菱豊フリーズシステムズの営業員は1台約450万円(税別)の小型凍結機を前に「数年前から国内外で売り出し、年間80台以上売れている」と説明。200ボルト電源で魚や野菜などの生もののほか、加工品まで冷凍保存できると語った。
主催者の大日本水産会では、21日までの3日間で約3万5000人の来場を見込んでいる。