「アップルウオッチ」軽さに驚き、値段にため息
店頭やオンラインストアで予約受け付けを開始
米アップルは10日、24日発売する腕時計型端末「アップルウオッチ」の予約受け付けを、店頭やオンラインストアで始めた。国内の一部取扱店では展示や試着も開始。行列に並んだアップルファンからは、軽さに驚きの声が上がる一方、最低価格でも5万円近い強気の設定にため息も漏れた。
「本当に軽いんですよ」-。全3モデル中、1番人気のスポーツモデルを東京・銀座のソフトバンクモバイルの店舗で試着した40代男性は興奮気味に語った。本体はアルミと強化ガラスを使い、ステンレス製の標準モデルに比べ4割軽くした。
操作性にも高い評価が聞かれた。圧力の違いを判別するタッチ機能や竜頭の活用で、小さな画面の扱いにくさをカバー。伊勢丹新宿本店(東京)で試した30代男性は「操作は思った以上にシンプルで、画面表示も滑らか」と満足そうだった。
最大の不満はやはり価格だ。2万~3万円台が中心の他社の腕時計型端末に対し、アップルウオッチは高級モデルを除いても5万~14万円前後。ただ、ソフトバンクの店舗で試着した30代男性からは「アップル製品はいつも高いので慣れてしまった」との声も聞かれた。
このほか、1回の充電で最大18時間という駆動時間の短さや、十分な防水機能がないことを不安要素に挙げる人が多かった。