インド・ゴア州で、ザビエルの遺体を公開
10年ぶり、数千人の巡礼者が行列
インド南部ゴア州で22日、16世紀に日本にキリスト教を伝えたスペインの宣教師フランシスコ・ザビエル(1506~52年)の遺体が公開された。一目見ようと世界中から訪れた数千人の巡礼者は1キロ以上にわたって行列を成した。一般公開されるのは10年に1度で、今回の期間は2015年1月4日まで。
インド人の大司教によるミサが執り行われた後、遺体は安置されている同州オールドゴアのボム・ジェズ教会から近くの大聖堂まで運ばれた。公開期間中には欧州や南アジア諸国から500万人以上の人出が見込まれている。
ザビエルはイエズス会の創立メンバーで、特にアジア地域のポルトガル領で幅広く布教活動に従事した。1622年に聖人に列せられた。(パナジ〈インド〉AFP時事)