東北産の農産物を食べて風評一掃
東京・大手町で、被災地支援で経団連とJA
「買って応援、食べて応援」。経団連と農協(JA)グループなどが3日、東京・大手町で、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県の物産品イベントを開いた。震災から3年半たっても福島を中心に風評被害が絶えない被災地の農産物などの販売を支援する。
全国農業協同組合中央会(JA全中)などが入居するJAビルと経団連会館は隣接しており、両団体は大手町では「町内会」(万歳章JA全中会長)の間柄。農業の成長産業化に向け連携していることもあり、今回の共催につながった。
経団連会館1階に設置された販売所は、午前11時のオープン直後から大勢の買い物客でにぎわった。経団連の榊原定征会長はイベントで「震災の記憶の風化が懸念されている。支援を継続していくきっかけにしたい」と強調した。