広島へ「東北からの恩返し」
宮城・岩沼市から派遣の社協職員が広島で支援
「今までの支援に報いたい」。広島市の土砂災害では、宮城県岩沼市の社会福祉協議会(社協)から派遣された職員2人が、東日本大震災での恩返しをしようと、ボランティアセンターの運営支援に汗を流している。
岩沼市社協は東日本大震災の際、広島県内の各社協から派遣された延べ約60人の職員から、約7カ月間にわたりさまざまな支援を受けた。広島で大きな被害が出ていると知り、「今度はこちらの番。できる限りの力で、今までの支援に報いてこい」と、千葉俊夫さん(65)ら2人が8月26日に送り出されたという。
参加者の受け付けや用具の清掃など、ボランティアセンターで休む間もなく作業する千葉さん。「災害の種類は違っても、大変な思いは皆同じ。できることは何でもする」と意気込む。4日まで活動する予定で、必要に応じ後任と交代する。