北陸新幹線「W7系」車両で試験走行


長野-金沢間で、来年春の延伸開業へ向けて

北陸新幹線「W7系」車両で試験走行

 来年春に延伸開業する北陸新幹線の長野-金沢間で5日午前、JR西日本の新型車両「W7系」を用いた試験走行が始まった。12両編成のW7系は午前8時40分すぎに金沢駅(金沢市)を出発し、同日の折り返し地点となる上越妙高駅(新潟県上越市)に向かった。

 出発前に新幹線ホームで開かれたW7系歓迎セレモニーには、抽選で選ばれた親子連れら約500人が参加。石川県の谷本正憲知事は「開業が間近に近づいてきた。最後の仕上げと準備に万全を期したい」とあいさつした。

 金沢市に住む前総美さん(8)は新幹線を見て「かっこいい。東京スカイツリーに行きたい」と乗車が楽しみな様子。石川県白山市の横井孝志さん(65)は「昔は上野まで7時間ほどかかった。ただただ素晴らしい」と感慨深げだった。