公安庁が「萌えキャラ」の採用パンフレット
同庁の業務や組織を紹介、多様な人材確保へイメチェン
公安調査庁がこのほど、採用パンフレットにアニメの主人公と見まがうような「萌(も)えキャラ」を起用し、話題を呼んでいる。北朝鮮や国際テロの情報収集・分析に当たるお堅いイメージを和らげ、多様な人材確保につなげる狙いだ。
パンフは女性と男性のキャラクターがニュースを伝える形で、同庁の業務や組織、先輩職員からのメッセージなどを紹介する内容。これとは別に、18日から高校生を対象に「公安調査官疑似体験ツアー」も募集。複数の情報を基にリポートを仕上げる分析担当職員の仕事を体験できる。
こうした試みに、「パンフはどこでもらえるのか」との問い合わせが増える一方、インターネット上で「こんなことはするな。失望した」とやり玉に挙げられるなど、一定の反響があるという。