ヨネックス・バドミントン、高橋・松友組が初V
8年間連係磨いた日本ペア、リオ五輪の表彰台も視野
優勝を決めた高橋と松友はコートで抱き合い、歓声に沸く観客席にラケットを振った。1982年に始まったこの大会で、日本ペアによるダブルス制覇は初めて。松友は「きのうから表彰台がコート脇に置かれているのを見て、一番高いところに立ってみたいと思っていた」と打ち明けた。
日本代表でいつも一緒に練習している先輩ペアを序盤から圧倒。第1ゲームは松友が相手の力強いショットをよく拾い、高橋がスマッシュを決める形がはまった。「連係がきょうはすごく良かった」と高橋。第2ゲームは大きくリードした後に打ち込まれて4点差まで追い上げられたが、声を掛け合い冷静に作戦を確認しながら攻め抜いた。
8年前のペア結成時は高橋が高校2年、松友は高校1年。早いラウンドでよく負けたが、松友は「今は自分たちの形ができれば通用すると思えるようになった」と言う。
5回目のスーパーシリーズ決勝で、ついにつかんだタイトル。世界ランク4位にいる実力ペアは、次の目標をリオ五輪の表彰台に定めている。