W杯「日本サッカーのイメージを変える大会」
岡田前監督がサンパウロで講演、代表に太鼓判
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開幕を前に、日本代表の岡田武史前監督が10日、サンパウロの日本人学校で講演した。南アフリカ大会での経験から「初戦が極めて重要」と強調するとともに「日本サッカーのイメージを変える大会になる」と語った。
目を輝かせて聞き入る生徒らを前に、岡田前監督はザッケローニ監督率いる日本代表について「客観的に見て、間違いなく1次リーグを突破する実力がある」と太鼓判を押した。守備の不安定さには懸念を示したが、「勝負強さがあり、リスクを冒した攻撃をする価値がある」と分析した。
本田(ACミラン)や香川(マンチェスター・ユナイテッド)ら欧州の強豪クラブで活躍する選手も増え、日本サッカーは海外で評価されつつあることも強調。W杯で好成績を残すことに期待し、「日本のイメージが変わる。それが今大会の意義だ」と力強く話した。(サンパウロ時事)