W杯イベント「ブラジル文化を召し上がれ」


ブラジル大使館前に設置した臨時パビリオンで

W杯イベント「ブラジル文化を召し上がれ」

駐日ブラジル大使館の「サッカー2014パビリオン」であいさつするアンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ大使(手前左)と建築家の坂茂氏(同右)=11日午後、東京都港区

 W杯ブラジル大会の開催に合わせ、在日ブラジル大使館(東京都港区)は開幕前日の12日から、大使館前に設置した臨時パビリオンで同国のPRイベントを開催する。来場者には同国の菓子やコーヒーを無料提供するといい、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使は11日会見し、「ブラジル文化をぜひ楽しんで」と呼び掛けた。開催期間は7月18日まで。

 パビリオンの開館時間は毎日午前10時~午後5時で、ブラジル音楽のコンサートや映画上映などさまざまな催しを予定している。ブラジル代表戦がある日の午前7~10時には、「ポン・デ・ケイジョ」と呼ばれるチーズパンなど、同国の伝統的な朝食が無料で振る舞われる。

 パビリオンは「建築界のノーベル賞」と呼ばれる米プリツカー賞に選ばれた国際的建築家、坂茂さんが設計。頑丈な紙の管から造られているため、解体後も再利用が可能という。坂さんは「紙で建物ができるという驚きを味わってほしい」と語った。