世界最大級の米ゲーム見本市「Ｅ３」が開幕

任天堂が発表した新サービス「ａｍｉｉｂｏ（アミーボ）」用のフィギュア＝１０日、米カリフォルニア州ロサンゼルス（時事）

　世界最大級の米ゲーム見本市「Ｅ３」が１０日、３日間の日程で当地で開幕した。任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）、米マイクロソフト（ＭＳ）のゲーム機大手３社は新作ゲームなどを披露。一昨年以降相次いで発売した家庭用据え置き型ゲーム機の販売拡大を目指す。

　任天堂は開幕直前にネット上で開いたイベントで、「マリオ」などのゲームキャラクターのフィギュアと据え置きゲーム機「Ｗｉｉ　Ｕ（ウィーユー）」を連動させた新サービス「ａｍｉｉｂｏ（アミーボ）」を発表。情報チップが埋め込まれたフィギュアとウィーユー側でデータをやりとりし、対応ゲーム内にキャラクターを登場させることができる。

　任天堂は昨年に続いて現地での記者発表会は行わず、３０００人のファンを招いたゲームイベントを開催。ウィーユーの販売が低迷する中、任天堂ゲームの魅力をファンに直接訴える戦略だ。

　ソニーは新型ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）４」向けに幅広いジャンルの新作ゲームを出展。同時期に「Ｘｂｏｘ　Ｏｎｅ（エックスボックス・ワン）」を投入したＭＳも、人気戦闘ゲーム「ヘイロー」シリーズの新作などをアピールした。（ロサンゼルス時事）