ホンダ、「スーパーカブ」を立体商標に登録
乗り物では国内初、フロントカバーや車輪が特徴的
ホンダは26日、二輪車「スーパーカブ」の形状を、特許庁が立体商標に登録することが決まったと発表した。立体商標はコカ・コーラの瓶など立体的な形状の商標で、乗り物では国内初。白いフロントカバーや大きめの車輪などが特徴的で、他社商品と識別できると評価された。ホンダはブランド力の向上につなげたい考え。
スーパーカブは、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏が開発を指揮し、1958年に発売された。高い操作性と壊れにくさから、世界160カ国以上で販売され、世界生産台数は3月時点で累計8700万台を超えている。国内では新聞や郵便の配達などに多く使われている。
ホンダは2011年2月、特許庁に登録を出願し一度は拒否されたが、これを不服として審判を求め、14年3月に登録が認められた。