佐藤真海さん「トーチの重さ以上に重み感じた」
ソチ冬季パラリンピックの聖火リレーのランナーに
パラリンピック冬季大会の開幕を翌日に控えた6日、ロシアのソチで聖火リレーが行われ、2020年東京五輪・パラリンピックの開催国代表として、招致活動に貢献した佐藤真海さん(31)がランナーを務めた。
スキー会場近くにある山間部の町で、佐藤さんは青いトーチを手に約300メートルをゆっくり走った。沿道からの声援にはトレードマークの笑顔で応え、「トーチの重さ以上に重みを感じた。パラリンピックの聖火を運べて、いい経験になった」と話した。
佐藤さんは宮城県気仙沼市出身で、陸上女子走り幅跳びでパラリンピックに3大会連続出場。東京五輪の招致活動では、昨年9月に開かれた国際オリンピック委員会の最終プレゼンテーションでスピーチした。聖火を次のランナーにつなぐと、「こんないい雰囲気で、東京でも聖火リレーを迎えられたら」と述べ、6年後への期待を口にした。
今大会の聖火リレーは、パラリンピック発祥の地とされる英国のストークマンデビルなどで点火され、各地で約1500人のランナーがつないだ。聖火は7日の開会式で聖火台に点灯される。(ソチ時事)