大会関係車両の五輪専用レーン、運用が開始
競技場周辺の一般道に新たな道路標識、違反者には反則金
東京五輪・パラリンピックの選手ら大会関係者を乗せた車の専用・優先レーン運用が19日から始まる。円滑な大会運営のためで、警視庁は競技会場周辺の一般道に新たな道路標識を設置。違反した一般車両のドライバーには反則金を科す。
同庁などによると、専用レーンは国立競技場(東京都新宿区)、有明テニスの森(江東区)、幕張メッセ(千葉市)周辺に計3カ所、優先レーンは東京国際フォーラム(千代田区)や国立代々木競技場(渋谷区)などの周辺に計8カ所設置された。
「TOKYO 2020 専用」などと表示された道路標識が掲げられ、専用レーンでは原則、ピンク色のステッカーを貼った大会関係車両しか通行できず、優先レーンで一般車両は道を譲らなければならない。16日時点で約3700台の大会関係車両が登録されているという。
違反した場合、普通車なら違反点数1点と反則金6000円を科すことになっており、警視庁は大会期間中、車での移動を控えるよう呼び掛けている。