東京の五輪施設周辺、他県警の部隊が交通規制


9月8日まで26カ所で活動、都内の交通量に戸惑いも

東京の五輪施設周辺、他県警の部隊が交通規制

東京五輪・パラリンピックに向け、東京ビッグサイト近くの交差点で交通規制を行う島根県警の警察官=12日、東京都江東区(時事)

 警視庁は12日、東京五輪・パラリンピックに向けて他府県警から招集された特別派遣部隊が、関係施設周辺の道路で交通規制する様子を報道陣に公開した。

 同庁によると、派遣部隊には36府県警の交通部から警察官約650人が集められた。12日は、各国報道陣がオフィスを置くメインプレスセンターがある「東京ビッグサイト」(東京都江東区)近くの交差点で和歌山、島根両県警の警察官が車両の誘導などを行った。

 派遣部隊はパラリンピック終了後の9月8日まで、都内の会場や関係施設周辺にある主要交差点など計26カ所で、渋滞や事故といったトラブルが発生しないよう交通規制を行う。

 和歌山県警交通指導課の摺石隆士巡査部長(41)は「都内は交通の流れが多く、和歌山と状況が違うので戸惑うところもある。事故が起こらないよう気を付けながら頑張りたい」と話した。