無形文化遺産「和食」をベルリンで紹介


林芳正農林水産相がレセプションを主催

無形文化遺産「和食」をベルリンで紹介

17日、ベルリンで開かれたレセプションで、出席者に日本酒を振る舞う林芳正農林水産相(左)(時事)

 ドイツのベルリンで17日夜、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「和食」を紹介するレセプションが開かれ、招待された各国の農相や外交関係者、ドイツ政府当局者ら88カ国、約1100人が日本の伝統の味に舌鼓を打った。

 ベルリンで18日、食糧安全保障などを話し合う農相サミットが開催されるのに合わせ、林芳正農林水産相が主催。「食と農の新しい未来を日本のおもてなしでひもとく」をテーマに、すしや天ぷらのほか日本の食材を使った洋食が並び、日本酒も用意された。

 農水相は「『和食』が世界で通用する言葉になっていくだろう」と述べ、「農産物の輸出増加につなげたい」と意欲を示した。(ベルリン時事)