「世界で活躍の県人でサミットを」
東京新潟県人会、新年会で平会長が抱負
100年以上の歴史を持つ東京新潟県人会平成26年新年祝賀会が18日、都内で行われ、国会議員や駐日大使ら約850人が参加し、互いの親睦を深めた。
同会の平辰会長(大庄社長)は「人に尽くす利他の心、共存、共栄、共生をベースにした文化は日本文化そのものであり、新潟県人が持つ特質でもあります。その新潟県人の輪を世界に広めようと考えています。手始めに世界で活躍する新潟県人が一堂に集い、環太平洋時代、環日本海時代を担う新潟県人の使命についてフォーラムやサミットを開きたい」とあいさつした。
来賓の泉田裕彦新潟県知事は「ふるさと新潟を離れ、多年この東京で務めながら、日本をリードし、故郷のために尽くしてこられた皆様に対し深く感謝申し上げたい」と祝辞を述べた。また10年前の新潟県中越大地震時、山古志村の村長だった長島忠美衆院議員が、当時、同県人会から受けた多大の支援に改めて謝意を表した。
新年会にはリトアニアのメイルーナス大使をはじめ、ベトナム、インド、モンゴル、ウズベキスタンの公使、参事官らも出席。メイルーナス大使は「和食がユネスコ無形文化遺産として登録され、(米など)新潟の食が高い評価を得るようになったことは皆さんの努力の賜物。現在、リトアニアの国民の間でも日本語、日本文化が注目されており、両国との間や新潟との交流を深めたい」とあいさつした。
鏡開きののち、宮田亮平東京藝術大学学長が、佐渡の方言の口上で音頭を取り乾杯。
また、新潟県民栄誉賞を受賞した歌手の小林幸子さんが平会長から感謝状を授与され、それに応えヒット曲雪椿、越後情話を熱唱した。
佐渡金銀山の世界遺産早期登録を目指したアピールや、「鯛茶漬け殿堂入り」に向けての支援のお願い、東京おけさ会(高橋和子代表)の「佐渡おけさ」のアトラクションなどがあった。