知日派の冷静な視点 日韓の戦後処理を説明


反日急先鋒に従北勢力

 拗(こじ)れにこじれた日韓関係にどう向き合うか、韓国側で現実的で冷静な意見が「月刊朝鮮」(5月号)に掲載された。「韓日関係正常化のための提言―われわれも自省しなければ―」である。著者はマレーシア公使、広島総領事などを務め、現在忠清北道国際関係諮問大使の任にある許徳行(ホドッケン)氏だ。

 今の日韓にはもっぱら双方に関係悪化の原因を求め、自省する視点がほとんどない。お互いの論理を構築した次元から一歩も出ずに、相手の歴史的文化的背景を忖度(そんたく)することから遠ざかっている。その中で許元公使の記事は韓国民にも分かりやすく、そして日本人にも納得のいく話が多い。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ