独裁者の苦悩浮き彫り? 北朝鮮・金第1書記が突然の訪露中止


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政権基盤にまだ不安か

 今月9日にロシアのモスクワで開催される対ドイツ戦勝70周年式典への出席が予想されていた北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記が土壇場で出席を取りやめた。政権基盤への不安からクーデターなどを恐れ外遊を思いとどまったとする見方が出ており、これが事実とすれば「若き独裁者」の苦悩が浮き彫りになった形になる。(ソウル・上田勇実)

 北朝鮮は昨年11月、最側近の崔竜海労働党書記が金第1書記の特使としてロシアを訪問したのを皮切りに幹部らが「ロシア詣で」に精を出してきた。


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