「わが国は三流国家」 韓国客船事故で各紙自己批判


800

人命よりカネ、配慮を軽視

 韓国南西部沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故。修学旅行の高校生たちが多く犠牲になり、今なお安否不明者の捜索活動が続いているが、乗客の安全をそっちのけで真っ先に逃げ出した船長の態度には「殺人行為に等しい」(朴槿恵大統領)などと非難が集中し、各紙からは韓国社会に根付く“後進性”を嘆く自己批判が相次いでいる。(ソウル・上田勇実)

 韓国では、今回の事故について、船長をはじめとする当事者の人間性の欠如、安全不感症が最も大きな原因であり、問題はセウォル号船長だけに終わらず、社会全般にこうした風潮がはびこっている点にあるという指摘が目立つ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ