独極右政党AfDに退潮傾向


新型コロナウイルス感染拡大防止のための規制に抗議するデモ参加者=3月28日、ベルリン(AFP時事)

 AfDは2013年2月に結党した新しい党だ。躍進の理由ははっきりしている。欧州連合(EU)からの離脱を訴え、2015年の中東・北アフリカからの難民殺到時には難民受け入れに強く反対してきたからだ。特に、100万人余りの難民殺到に直面し、多くのドイツ国民はメルケル首相の“難民ウエルカム政策”に不満を持っていた。AfDは、難民殺到に不安と懸念を有する国民や、外国人排斥運動の受け皿となった。難民がAfDを躍進させ、結党4年目にすぎなかったAfDを連邦議会で第3党に押し上げた。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ