[パート10] rss

「私は愚かもののばか」と母

“拉致監禁”の連鎖(225)パート10被害者の体験と目撃現場(11)  舞さんの母親は水茎会の“勉強会”に参加するようになった。  毎週1回、土曜日に開かれた会合は、脱会した子女たちの父母が中心となって進められる。が、彼…

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母親が“黒幕”の脱会屋と

“拉致監禁”の連鎖(224)パート10被害者の体験と目撃現場(10)  舞さんが2回目の拉致監禁の被害を受けたのは1996(平成8)年2月。91年に最初の監禁を解かれてから5年ほどの間がある。  舞さんの母親は、いったん…

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社会復帰にまず歩行訓練

“拉致監禁”の連鎖(223)パート10被害者の体験と目撃現場(9)  監禁された6カ月の間、入浴やトイレ以外はずっと一室にいて、横になったり本を読んだりしていただけだった舞さん。外界の光を浴び、大地の感触を得て一歩前に踏…

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監禁6ヵ月で解放される

“拉致監禁”の連鎖(222)パート10被害者の体験と目撃現場(8)  舞さんは家族や牧師、元信者らに口を開くのをかたくなに拒み、本を読んだり、それに飽きると布団に入り虚空を見詰めたりした。何の展望もなく毎日が過ぎていく虚…

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布団かぶり、「説得」に抵抗

“拉致監禁”の連鎖(221)パート10被害者の体験と目撃現場(7)  履物を引っ掛けて出る余裕もなく靴下のまま表に飛び出したその日は小雨模様で、外の階段は湿っていた。部屋に連れ戻された時は、靴下はもとより身に着けていたス…

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すき突いて脱出するも失敗

“拉致監禁”の連鎖(220)パート10被害者の体験と目撃現場(6)  南京錠を開け、がちゃがちゃとチェーンをゆるめる音が耳に入った。母親が毎朝、決まった時間に階下へごみ袋を捨てに行っている。ところが、出て行ってドアを閉め…

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牧師らが昼夜の監禁説得

“拉致監禁”の連鎖(219)パート10被害者の体験と目撃現場(5)  山田舞さんが監禁された東京・JR西荻窪駅近くのマンションに、早速、脱会強要のための組織「ナルド会」を中心的に担う小岩裕一牧師と元信者の黛藤夫氏が姿を見…

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マニュアル通り中継地点に

“拉致監禁”の連鎖(218)パート10被害者の体験と目撃現場(4)  1990(平成2)年3月に日本大学を卒業した山田舞さんは、学生時代から手伝っていた「ミスターミスユニバーシティビューティペイジェント」という、世界の学…

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生き方として原理を学ぶ

“拉致監禁”の連鎖(217)パート10被害者の体験と目撃現場(3)  1986(昭和61)年4月に日本大学文理学部(東京・世田谷区)に入学し、西洋史を専攻した舞さん。その年の秋、世界基督教統一神霊協会(以下、協会)の友好…

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娘に頼りきる母親

“拉致監禁”の連鎖(216)パート10被害者の体験と目撃現場(2)  「米国拉致監禁被害者の会」の要請で昨年5月に訪米した山田舞さんは、同会のメンバーらとともにワシントンの下院議員事務所を訪れた。国務省国際宗教自由事務局…

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約20分間の現場見たまま

“拉致監禁”の連鎖(215)パート10 被害者の体験と目撃現場(1)  これまで拉致監禁され改宗・棄教を強要された世界基督教統一神霊協会の被害者は全国で4300人に上る。その一人、山田舞(仮名)さんは二度にわたり、思い出…

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