クラブツーリズム、宇宙旅行の子会社を新設


14年末、「スペースシップ2」で事業化の見通し

クラブツーリズム、宇宙旅行の子会社を新設

母船から飛び立つ「スペースシップ2」で行く宇宙旅行のイメージ図(ヴァージンギャラクティック提供)

 KNT-CTホールディングス傘下の中堅旅行会社クラブツーリズム(東京)は6日、民間宇宙旅行専門の全額出資子会社を設立したと発表した。

 クラブツーリズムは2005年から、英ヴァージン・グループの宇宙旅行会社「ヴァージンギャラクティック」の国内唯一の公式代理店として、予約販売してきたが、宇宙旅行の実現にめどが立ったため、事業化に備えることにした。子会社は資本金2500万円で、社長にはクラブツーリズム宇宙旅行部長が就任した。

 クラブツーリズムによると、ヴァージンギャラクティックは14年末にも「スペースシップ2」での宇宙旅行を始める見通し。参加料金は1人当たり25万ドル(約2500万円)。高度110キロの宇宙から地球を眺めることができ、4分間の無重力状態も楽しめる。離陸から着陸までは2時間。1機当たりの定員は乗客6人、パイロット2人。既に日本人18人を含む約600人が予約している。