通販会社、福島産そろえて農家を応援


直営店舗を都内に開設、放射能検査も

通販会社、福島産そろえて農家を応援

通販大手のカタログハウスが本社内に開設した福島県産品のみを販売する直営店舗=6日午前、東京都渋谷区

 東京電力福島第1原発事故の風評被害に苦しむ農家などを応援しようと、通販大手のカタログハウス(東京都渋谷区)は6日、福島県産品のみを並べた直営店舗を都内に開設した。同社によると、民間企業が同県のアンテナショップを開くのは初めてという。

 店舗はJR新宿駅近くの本社ビル地下1階(約130平方メートル)に開設。福島県で取れた野菜や米など農産物のほか、加工食品や雑貨など約240品目を扱う。

 販売する商品は、全て放射性セシウムの検査を済ませ、生鮮食品の一部には店内に導入した測定器も用いる。国より厳しい基準値を独自に定め、クリアしたものだけを並べることで安全性をアピールする。

 店内にはギャラリーも併設し、福島の現状を伝える写真展を開催している。