噴火の新島、面積5倍に
小笠原諸島・西之島と一体化も
小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)付近で噴火活動によってできた新たな島について、海上保安庁は16日、大きさが13日時点で東西約400メートル、南北約300メートルに拡大したと発表した。観測を始めた11月下旬に比べ、面積は5倍以上という。
溶岩の一部は西之島に向かって流れており、調査に同行した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「マグマが安定的に供給されており、活動が続くと西之島と接合する可能性がある」と分析している。
海保は13日に航空機から新島を観察。火口から青白い火山ガスが上がり、溶岩と接した海水からは水蒸気が上がっていたという。