和太鼓の響き、マンハッタンで魅了
和太鼓グループ「ドラム・タオ」が米ニューヨークで初公演
大分県を拠点に世界で活動している和太鼓グループ「DRUM TAO(ドラム・タオ)」が11日夜、米ニューヨーク・マンハッタンで初公演した。伝統楽器の演奏に物語と躍動感のあるパフォーマンスを融合させたショーに、会場は熱気に包まれた。公演は14日まで。
タオは1993年に愛知県で結成し、95年から大分県を本拠に活動。これまで世界22カ国で公演し、650万人の観客を動員した。今回披露された作品は、演出を宮本亜門氏、衣装デザインをコシノジュンコ氏が担当。2005年にトニー賞4部門にノミネートされたブロードウェイミュージカル「太平洋序曲」の制作メンバーが再集結した。
この日の公演を妻と見に来たニューヨーク在住のドナルド・ラゲッツァさん(66)は「パフォーマンスも衣装も素晴らしかった。40年ほど前に京都で聴いた和太鼓の演奏を思い出した」と懐かしそうだった。(ニューヨーク時事)