日本大賞は高橋靖昌さん、個別部門855作品から
美の競演「世界らん展」が東京ドームで開幕
世界19カ国・地域から約3000種、10万株の蘭(らん)を集めて美の競演を繰り広げる「世界らん展日本大賞2016」(主催・同実行委員会)の開会式が12日、東京都文京区の東京ドームで高円宮妃久子殿下、承子女王殿下、絢子女王殿下をお迎えして行われた。13日から一般公開される(19日まで)。
日本大賞は、個別部門855作品の中から、東京オーキット・ナーセリーの高橋靖昌さん(77)の「パフィオペディラム エメラルド フューチャー ギャラクシー」が受賞した。受賞作の交配の親に使われたパフィオペディラムの原種は、中国南部からインドシナ半島に生息。野生種の魅力を取り入れた新しさが評価された。
26回目の開催となる今回、「世界最大の蘭と極小の蘭」の比較展示や世界遺産の「長崎の旧グラバー住宅にまつわる蘭」などが展示されている。