プロ棋士の山崎八段、４～５月に第１期電王戦
中尊寺と比叡山延暦寺で、「ポナンザ」と一騎打ち
ドワンゴ（東京都中央区）と日本将棋連盟（同渋谷区）は９日、都内で会見し、プロ棋士の山崎隆之八段(３４)とコンピューターソフトの「ＰＯＮＡＮＺＡ（ポナンザ）」が一騎打ちで対戦する第１期電王戦２番勝負の詳細を発表した。
第１局は４月９～１０日に岩手県平泉町の中尊寺、第２局は５月２１～２２日に大津市の比叡山延暦寺で開催。会見会場でソフトバンクの人型ロボット「Ｐｅｐｐｅｒ（ペッパー）」が行った「振り駒」の結果、第１局はポナンザ、第２局は山崎八段が先手となった。
ポナンザは、２０１３年から１５年まで３回行われた団体戦形式の電王戦で３人のプロ棋士に３連勝している強豪ソフト。開発者の山本一成さん(３０)は会見で「昨年を上回る強さに仕上がっている。かなり自信がある」と余裕を見せた。一方、先月からポナンザとの練習対局を始めている山崎八段は「ここまで進化しているのかと日々感じさせられているが、やるしかない」と、表情を引き締めていた。
