世界共同観測を日本が主導、佐藤薫教授が企画
南極・昭和基地の大型大気レーダー「PANSY」も
日本が主導する世界7カ所の大気レーダーによる共同観測が始まり、南極・昭和基地の大型大気レーダー「PANSY」も一翼を担っている。同時観測は初の試み。東京大理学系研究科の佐藤薫教授が企画し、1月22日から2週間の日程で行う。
同時観測は、上空90キロ付近で南極と北極を結ぶ地球全体の大気大循環の日々の変化を各緯度のレーダーで観測し、その要因を解明するのが目的。
PANSYは2012年に観測を開始した南極最大の大気レーダーで、1045本のアンテナを使い、地上1キロから500キロまでの風を観測。地球温暖化の研究を視野に入れた上空の気象監視を行っている。