読売新聞、新本社ビル内部を報道公開


地上33階地下3階建て、東京・大手町に完成

読売新聞、新本社ビル内部を報道公開

報道関係者に公開された読売新聞東京本社の新社屋(写真左)。新社屋内にある「よみうり大手町ホール」(写真右上)と編集局(同下)=27日午後、東京・大手町

 読売新聞東京本社は、東京都千代田区大手町で進めていた本社ビルの建て替え工事を終え、27日に内部を報道関係者に公開した。高さは200メートルあり、皇居に近いオフィス街の大手町地区で最も高い。竣工(しゅんこう)式を28日に行い、年末年始に中央区の仮社屋から本社機能を移転させる。

 同社によると、新本社ビルは地上33階、地下3階建て。総工費は明らかにしていない。読売巨人軍などグループ企業が入るほか、一部フロアはテナントに貸し出す。

 同規模のビルと比べ、鉄骨を3割以上多く使うなど耐震性を高めた。災害時は最大1060人の帰宅困難者を受け入れることができるという。

 大小二つの多目的ホールを設け、うち501人収容の劇場型ホールは用途に合わせて残響時間を変えることも可能。来年3月に読売日本交響楽団が特別コンサートを行い、本格オープンする。