「じいじの星」馬術の法華津寛、リオへ意欲


75歳で五輪「出られたら」、ザズーと練習を再開

「じいじの星」馬術の法華津寛、リオへ意欲

日本馬術連盟の旗に手を添え笑顔を見せる法華津寛=20日、東京都北区

 高齢でも馬術競技の第一線で活躍する法華津寛(74)アバロン・ヒルサイドファームは20日、東京都内で取材に応じ、今夏のリオデジャネイロ五輪へ「体力的な衰えはあるが、気持ちは落ち込まないよう頑張っている。出られるといいですね」と意欲を語った。

 リオ五輪出場が実現すれば、1964年東京、2008年北京、12年ロンドンに続く4度目の五輪を75歳で迎えることになる。長年コンビを組んだ愛馬ウイスパーが13年に死に、しばらく競技から離れていたが、新たにザズーをパートナーとして練習を再開。「目標があるからトレーニングを続けられている」と挑戦を続ける。

 日本代表選考会に向け、今後は対象の競技会で参加基準突破を目指す。昨年末には初孫が誕生。文字通り「じいじの星」となり、笑みが絶えなかった。