ジャマイカ代表、「下町ボブスレー」採用
大田区の町工場の国産そり、平昌冬季五輪へタッグ
東京都大田区の町工場の技術を結集した国産そりの「下町ボブスレー」でジャマイカ代表が2018年平昌冬季五輪を目指すことになり、18日に大田区で記者会見が行われた。日本代表は昨年11月、平昌五輪での不採用を決めたが、ジャマイカ代表が先週末、長野市のスパイラルで試走して採用を決めた。
プロジェクトの責任者、細貝淳一さんは採用決定に「飛び跳ねるぐらいうれしかった」。11年に始まったプロジェクトがようやく実を結んだが、「苦しいことが多かったとは思わない」と振り返った。
ジャマイカ代表は職人の技能の高さ、滑走時の安定感、改修要望への対応力を評価。カリブ海の島国の1988年カルガリー五輪への挑戦は、映画「クール・ランニング」で描かれて話題となった。女子パイロットのジャズミン・フェンレイターさんは「平昌五輪で勝利を目指す」と意気込みを見せた。