野球で日米友好に貢献したアーロン氏に叙勲伝達


米アトランタで、昨年秋に旭日小綬章を受章

野球で日米友好に貢献したアーロン氏に叙勲伝達

 野球を通じて王貞治氏(75)とともに日米の友好親善に貢献したとして、昨年秋の叙勲で旭日小綬章を受章した元米大リーグ選手、ハンク・アーロン氏(81)への叙勲伝達式が14日、米ジョージア州アトランタで行われた。アーロン氏は「日米を行き来し、子供たちが交流を深められるよう尽力したことが認められうれしい」と語った。

 ブレーブスなどで活躍し、歴代2位の通算755本塁打の記録を持つアーロン氏は引退後、現プロ野球ソフトバンク球団会長の王氏とともに世界少年野球大会を創設した。式典には王氏がビデオメッセージを寄せ、「自分のこと以上にうれしい。これからもお互いに、野球を世界的に広めるために頑張りましょう」と呼び掛けた。(ニューヨーク時事)