雷門大提灯を10年ぶりに新調 東京・浅草で


雷門大提灯を10年ぶりに新調 東京・浅草で

10年ぶりに新調された雷門の大提灯=18日、東京・浅草

 東京・浅草の雷門に吊り下げられる大提灯が10年ぶりに新調され、18日に奉納懸吊式が行われた。大提灯は、雷門の改修工事に合わせ9月中旬に取り外されており、2カ月ぶりに披露された姿に参拝客らから歓声が上がった。

 大提灯は、高さ3・9㍍、直径3・3㍍、重さ約700㌔。京都市山科区にある提灯の老舗「高橋提燈(ちょうちん)」が、福井産コウゾを使った手すき和紙や丹波産の竹などを材料に張り替え作業を行った。

 大提灯はほぼ10年ごとに新調されており、1865年に焼失した雷門をパナソニック(旧松下電器産業)創業者の故松下幸之助氏が、1960年に再建して以来、パナソニックが奉納し続けている。

 挨拶した浅草寺の守山雄順執事長は「雷門は、観光立国を目指す、日本にとっての顔となってきている」と雷門の重要性を語った。