農水省が外国人板前に「お墨付き」を与える
3段階で認定、世界的に和食の品質の向上を図る
農林水産省は24日、海外の和食店で働く外国人の料理人(板前)について、知識や技能、経験に応じて3段階で認定する制度を導入する方針を固めた。
世界無形文化遺産にも登録された和食は各国で人気だが、きちんとした調理法を習得しないまま、一般的な日本料理とかけ離れたものを提供している事例も多い。このため、和食の基礎を身に付けた人に「お墨付き」を与え、世界的に品質の向上を図りたい考えだ。
農水省はまた、海外で日本産の食材を使用したり販売したりするレストランや小売店をサポーターとして認定し、ロゴマークの使用を認める制度も始める。認定は2年更新とし、年4回の報告義務を課すことを検討している。
11月24日は、和食文化の保護・継承に取り組む民間団体が「いいにほんしょく」という語呂合わせから「和食の日」として日本記念日協会に申請し、認定されている。