優勝から一夜明け、日馬富士「復活したかった」
北の湖理事長の言葉に感謝「けが治せ、焦るな」
大相撲九州場所で2年ぶりの優勝を果たした日馬富士が千秋楽から一夜明けた23日午前、福岡県太宰府市内で記者会見し、「心からホッとしている。必ず復活したいという気持ちがあった」と喜びを語った。
右肘の故障で2場所連続休場したが、休場明けの場所で賜杯を抱き、「けがに悩まされず、精いっぱい相撲に集中できた。一生懸命に努力をすれば、報われるのだと自分の体で感じることができた」と振り返った。
場所中に急死した北の湖理事長(元横綱)からけがをした時に「ちゃんと治してから。焦るな」と言ってもらっていたことを明かし、「心強かった。(横綱の)務めを果たせてよかった」と静かに感謝の思いを述べた。