早くも申年準備、えと・申の人形作りがピーク


東京・墨田区の塚田工房で、手作りの「江戸木目込人形」

早くも申年準備、えと・申の人形作りがピーク

 師走を前にした14日、東京都墨田区の塚田工房では2016年のえと・申(さる)の人形制作がピークを迎えている。

 同工房のえと人形は、桐塑(とうそ)でできた型の溝にヘラで布を埋め込む「江戸木目込人形」。大小8種類があり、手作りのため一体ずつ表情が異なる。

 今年は約7千体を制作する予定で、販売は12月1日から。人形師の塚田詠春(つかだ・えいしゅん)さんは「えと人形を飛躍のきっかけにしてもらえれば」と話す。