「長寿の食をどうぞ」沖縄県が魅力を発信


ニューヨークの日米交流団体ジャパン・ソサエティーで

「長寿の食をどうぞ」沖縄県が魅力を発信

 長寿の食をどうぞ。沖縄県が持つ食など独自の文化を米国で伝えるイベントが3日、ニューヨークの日米交流団体ジャパン・ソサエティーで行われ、ゴーヤチャンプルーなどの郷土料理が詰まった弁当や、泡盛を使ったカクテルなどが振る舞われた。

 沖縄は、琉球王朝の時代に独自の文化が発展。こうした魅力を発信して米国からの観光客誘致につなげたい考えだ。沖縄観光コンベンションビューローの嘉手苅孝夫専務理事は「多様性のある日本の文化や歴史を知ってもらいたい」と意欲を示した。

 約250人が参加したイベントでは、沖縄が長らく誇ってきた長寿の一因とされる独特の食文化や、色使いも鮮やかな染色技法の「紅型(びんがた)」、沖縄発祥の空手などを専門家らが紹介。コネティカット州出身のモリーン・カマタさん(45)は「米国では健康志向が高まっており、沖縄の郷土料理は魅力的だ」と話した。(ニューヨーク時事)