内村航平「一番欲しかった金メダルを取れた」
世界体操で歴史に残る3冠、日本代表が帰国
1日まで英国のグラスゴーで行われた体操の世界選手権で、男子団体、個人総合、種目別の鉄棒で三つの金メダルを獲得した内村航平(コナミスポーツク)らが3日帰国し、37年ぶりの優勝を果たした団体について、「一番欲しかった金メダルを取ることができた」と笑顔で喜びを語った。
内村は「最後の最後で決め切れなかった。演技には納得していない」とも語り、団体決勝の鉄棒で落下したミスを悔やんだ。来年のリオデジャネイロ五輪に向け、「どんな状況でもミスのない練習を心掛ける」と述べた。
男子ゆかで金メダルを獲得し、団体優勝に貢献した白井健三(日体大)は「今後も今大会のような完璧に近い演技を続け、リオには白井が必要だと思わせるようにしたい」と目標を掲げた。
女子は団体総合で5位に入り、リオ五輪の出場権を獲得した。寺本明日香(中京大)は「強い他国を見ても、日本が一番美しくて安定感があったが、(技の難度を示す)Dスコアに差がある。そこを強化したい」と収穫と課題を挙げた。