JA全農、ロンドンに和食店「トキメイテ」


欧州初進出、日本の食材PR

JA全農、ロンドンに和食店「トキメイテ」

JA全農がロンドン市内に開く欧州初の直営和食店「トキメイテ」=21日(時事)

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は21日、ロンドン市内で来月2日に開業する欧州初の直営和食店「トキメイテ」を報道陣に公開した。店では和牛を使ったステーキ、すき焼きのほか、すしなどの料理を提供。英国人らに本格的な和食を味わってもらうことで日本の食材の品質をアピールし、輸出拡大につなげたい考えだ。

 店は大使館や高級ブランド店が立ち並ぶ市中心部のメイフェア地区にあり、内装は神社仏閣をイメージした日本らしいデザイン。メニューの企画には京都の老舗料亭「菊乃井」主人の村田吉弘氏が全面協力している。料金は和牛ステーキ240グラムが50ポンド(約9200円)。

 JA全農の海外飲食店は香港の2店舗、米国の1店舗に続いて4カ所目。小原良教・常務理事は「ロンドンは世界の経済・金融の中心地で、情報発信力がある。和食を通じて日本の農畜産物のおいしさを実感してもらい、新たな需要を開拓したい」と話した。(ロンドン時事)