「柿のお化け」をハロウィーンに


岐阜県本巣市の若手農家、特産品の富有柿をPR

「柿のお化け」をハロウィーンに

 31日のハロウィーンを前に、飾りに使われるカボチャをくりぬいたお化け「ジャック・オー・ランタン」の代わりに、同じオレンジ色の柿を使った「お化け」が登場した。岐阜県本巣市の農家関谷英樹さん(36)が、同県発祥とされる富有柿を使って考案。「飾って楽しく、食べておいしい商品。これを機に特産の富有柿を知ってほしい」と期待する。

 「柿のお化け」はホームページなどで2000箱限定で販売中。ハロウィーン用の特製パッケージに、富有柿3個と「お化け」の目や口などをかたどったシールが同封されており、購入者がシールを貼って楽しむ。

 昨年のハロウィーンでカボチャの飾りを見た関谷さんが、「柿も同じ色だ」と思い立って表面に顔を描いたところ、近所の保育園児らに好評だったため商品化に踏み切った。関谷さんは「生産者の高齢化や若者の柿離れなどで、富有柿の出荷量は減っている。柿を食べてもらうきっかけになってくれれば」と話している。