「新しいヒーロー」ラグビー日本代表が帰国


ジョーンズ・ヘッドコーチがメンバーをたたえる

「新しいヒーロー」ラグビー日本代表が帰国

ラグビーW杯を終えて帰国し、記者会見する日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(前列左)ら=13日午後、東京都港区

「新しいヒーロー」ラグビー日本代表が帰国

米国戦で3勝目を挙げ、記念撮影に収まる日本代表=11日、英国・グロスター(AFP=時事)

 ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で、過去最高の3勝を挙げた日本代表が13日、羽田空港着の航空機で帰国した。午後3時すぎに到着ロビーに選手たちが現れると、出迎えた数百人のファンから「お疲れさま」「ありがとう」などとねぎらいの言葉が投げ掛けられた。

 東京都内のホテルで開かれた記者会見で、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「ここにいる選手たちは日本の新しいヒーロー。ハードワークを続けただけでなく勇気を持って戦った」とメンバーをたたえた。

 イングランド大会を最後に退任するジョーンズHCは日本で開催される次回2019年W杯に向け、「新しい選手、能力のある選手を発掘し、ここにいる選手も向上し続けることが必要」と、今後の日本代表に期待を寄せた。

 リーチマイケル主将(東芝)は「選手たちは毎試合体を張って、日本の皆さんに勇気を与えた」。正確なゴールキックを武器に、1次リーグで2位の58得点をマークした五郎丸歩(ヤマハ発動機)は「勝ちにこだわる姿勢を貫けた。このチームが最後になってしまうのは寂しい」と述べた。