秋田国際美術家協会の第2回展が秋田で開催


民族・国家の違いを超え調和・平和の実現を目指す

秋田国際美術家協会の第2回展が秋田で開催

 芸術の力で民族・国家などの違いを超え調和・平和の実現を目指す秋田国際美術家協会(鎌田俊夫会長)の第2回展が秋田市のアトリオンで開かれている。所属会派にとらわれない24人の作家が絵画、彫刻など約50点を出品した。

 杉皮葺(ぶ)きらしい古民家に優しい木漏れ日が降り注ぐ福田毅「木漏れ日」、紫や黄色など柔らかな色彩で心地よい町並みを表現した松村六也「Country Scene」、日本だけでなくアメリカでも伝わる怪異現象をテーマとしたジョージ・ジャービス「狐火」などの絵画のほか、鎌田俊夫「抗う人(1)」、小笠原宏「母子」など彫刻作品もある。

 同協会では、韓国の美術団体との交流展を日本と韓国で相互に開催。今年4月のソウルでの様子が会場で紹介されている。鎌田会長は「草の根交流が国と国との関係に少しでも貢献できるかもしれないと思って実施している」と語った。