警視庁、ALSOKと協定締結
サイバー捜査で連携強化
企業への不正アクセスやウイルス攻撃などに官民が連携して対処するため、警視庁は12日、綜合警備保障(ALSOK)とサイバー犯罪捜査に関する協力や情報共有を推進する協定を締結した。
協定では、ALSOKが把握した不正アクセスや大量のデータを送信するDoS攻撃、不正に個人情報を引き出すフィッシングなどのサイバー犯罪を、顧客の了解を得た上で警視庁に通報。同庁の捜査や被害拡大防止措置に役立てる。
ALSOKは企業内のネットワーク監視やウイルス対策事業などを展開。同庁はサイバー犯罪で民間企業との連携を強化しており、これまで情報セキュリティー会社やオンラインゲーム運営事業者など30社以上と同様の協定を締結している。