安倍首相、祖父らの霊前に安保法成立を報告


墓参後記者団に「強い経済をつくることを誓った」

安倍首相、祖父らの霊前に安保法成立を報告

 安倍晋三首相は22日午後、静岡県小山町の「冨士霊園」を訪れ、日米安全保障条約を改定した祖父岸信介元首相の墓前に、「国民の命と平和な暮らしを守るための法的基盤が整備された」と、安全保障関連法の成立を報告した。

 首相が、父安倍晋太郎元外相の墓もある同所を訪れるのは今年1月以来で、母洋子さんとともに墓参を行った。首相は墓参後、記者団に「(第2次政権発足から)1000日間の経験を生かして、強い経済をつくっていくことに全力を挙げていくことを誓った」と語った。

 首相はこの後、安保法制の整備に貢献し、昨年6月に死去した小松一郎前内閣法制局長官と、首相の外交・安全保障政策のブレーンで同10月に亡くなった岡崎久彦元駐タイ大使の自宅を順次、訪問した。