村上春樹氏の新著「職業としての小説家」発売


紀伊國屋書店が初版の9割を買い取り

村上春樹氏の新著「職業としての小説家」発売

紀伊国屋書店新宿本店で発売された村上春樹氏の新著「職業としての小説家」=10日、東京都新宿区

 紀伊國屋書店は10日、初版10万冊のうち9万冊を買い取った村上春樹氏のエッセー「職業としての小説家」(スイッチ・パブリッシング刊)を発売した。自社店舗で販売するほか、取次店を通して他の書店にも供給する。

 紀伊國屋書店新宿本店(新宿区)の西根徹店長は記者会見で、「先に代金を支払うことで、出版社は本を作りやすくなる」と買い取りの効果を強調。原則返品できない条件で書店が積極的に本を売ることにより、新刊本全体で4割に達している返品率の引き下げにもつながるとの認識を示した。

 新宿本店では10日、店内の売り場12カ所に村上さんの新著を置いた。午前8時から午後1時前までに100冊余りが売れたという。