米アップル、新型iPhoneを25日に発売
日米など12カ国・地域で、4K録画可能に
米アップルは9日、サンフランシスコで開いた発表会で、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデル「6s」と「6sプラス」を25日に日米など12カ国・地域で発売すると発表した。12日から予約を受け付ける。
画面サイズは「6s」が4・7¥外字(96d7)、「6sプラス」が5・5¥外字(96d7)で、昨年投入し販売が好調な現行モデルと同じ。画面を押す強さに応じて異なる操作ができる新機能「3Dタッチ」を搭載。内蔵カメラの性能も向上し、高精細の「4K」録画が可能となった。
日本ではNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社が取り扱うが、価格は未定。通信事業者を自由に選べるSIMフリー版は「6s」が8万6800円(税別)から。
また、販売が落ち込んでいるタブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」は、画面サイズを12・9インチと従来機種より大きくした「iPad Pro(アイパッドプロ)」を11月に発売。「大半のノートパソコンを上回る性能」(アップル)が売りで、法人など新規需要の掘り起こしを目指す。
一方、家庭のテレビに接続して映画などをストリーミング(逐次再生)方式で視聴できる小型機器「アップルTV」を大幅に刷新。音声入力機能を導入し、映画などを検索しやすくした。アプリ配信サービスを通じ、ゲームなどの専用アプリの提供も始める。(サンフランシスコ時事)