巨石遺跡「ストーンヘンジ」付近に新遺跡
地中に90個の列石、「重要で素晴らしい発見だ」と評価
世界遺産に指定されている英南西部の巨石遺跡「ストーンヘンジ」付近で、約4500年前のものと思われる遺跡が地中に埋まっていることが判明した。調査を行った考古学者チームが7日、明らかにした。
遺跡が見つかったのは、ストーンヘンジから約3キロ離れた地点で、直径500メートル、円周1・5キロ以上にわたる環状の土塁付近。調査チームは最新のセンサーを使い、地中に高さ4・5メートルの石約90個が並んでいることを突き止めた。これまでに見つかっているストーンヘンジ遺跡群の中でも最大級という。石は倒れた状態で、その上に土塁が築かれたとみられている。
発掘チームのノイバウアー氏は「非常に保存状態が良く、ストーンヘンジの謎を解くのにも役立つ。とても重要で素晴らしい発見だ」と評価している。(ロンドンAFP時事)