千葉県警、コンビニに「防犯ボックス」を設置


 千葉県警は6日、千葉市と市川市のコンビニの駐車場に、警察OBが常駐する防犯ボックスを設置した。森田健作県知事の公約で、コンビニを防犯活動の拠点として活用する全国初の取り組み。来年3月まで試験的に運用する。

 県警地域課によると、防犯ボックスは千葉市中央区の「ミニストップ千葉星久喜店」と、市川市南大野の「デイリーヤマザキ市川南大野店」に設置。嘱託で採用した県警OBをそれぞれ3人配置し、うち2人が毎日午後2時から同10時まで常駐する。小学生や女性の帰宅時間帯にパトロールを行うほか、事件事故の相談を受けたり、道案内したりする。

 ボックスは2・2メートルの立方体のプレハブで、外壁に県のマスコット「チーバくん」と県警キャラクター「シーポック」を描いた。作業机や電話のほか、防犯カメラも設置されている。

 森田知事は開所式で「防犯活動の拠点として気軽に利用してもらい、地域の安全を守りたい」と話した。