被災地復興呼び掛け「地球歌の日コンサート」
「地球歌の日」代表で歌手の菅原やすのりさんの死を悼む
歌で平和と東日本大震災の被災地復興を呼び掛けるチャリティー「地球歌の日コンサート」（主催・地球歌の日実行委員会、共催・東京都大田区）が８日、大田区の平和の森公園で開かれた。今年で４回目。
同コンサートは、東日本大震災を風化させないよう毎年開催。今年は同区の終戦７０周年平和事業の一環として行われた。会場では、コーラスグループのボニージャックスが、「翼をください」「春よ来い」などを集まった人たちと熱唱。また宮城県・南三陸町の山内明仁君（８）と大田区在住の村山桃果さん（１０）が「大切な平和を守らなければいけない」と大田区平和都市宣言を発表した。
コンサートの最後に、「地球歌の日」代表で歌手の菅原やすのりさんが８月４日午前７時に急性骨髄性白血病で都内の病院で亡くなったことが報告された。７０歳だった。菅原さんの妻の明子さんが「これからも菅原の歌を愛し続けて」と語り、黙祷（もくとう）がささげられた。最後に「長崎の鐘」を歌う菅原さんの映像が流され、「ふるさと」を全員で歌い菅原さんの死を悼んだ。
